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富士さんの往診同行記その2

さて、2回目の往診同行となりました。

この日は、定期投薬日でしたので、看護師さんからも

「バタバタするからよろしくね!!」

と声をかけて頂きながら、不安な中でいざ出発。

施設に到着後は、前回同様に医師・看護師の皆さんはそれぞれの持ち場でササっと診察開始。

私は、定期投薬日という事で、医師の診察の後に付いていました。
医師と施設管理者の方との会話に集中して、最近の症状や体調について気になる点があればメモを取りつつ、コンプライアンスや副作用の確認などをしていました。

そうすると施設管理者さんから
「Aさんの先日の薬が潰して飲ませていると」聞いたので、処方薬を確認すると粉砕OK

錠剤を飲みにくい方は、医師から粉砕の指示が必要となります。
その場で、医師に伝えて粉砕の支持を頂き、次回から粉砕調剤とカルテに記載した。

そうこうしている間に、とある患者様に「足の痛み」があると施設管理者の方から報告あり。

医師:「そうしたらシップ出しとくね」と・・

施設:「シップダメなんです。」

医師:「何で??」

施設:「シップは、食べてしまうんです」

医師:「そうしたら何を出そう。薬剤師さんどう思う?」

富士:「そうしたら、塗り薬にしましょう。」

医師:「例えば何ある?」

富士(考える) 「よく出てるのはスチックゼノールかスミルスチックかナパゲルンローション、だけど
ボルタレンゲルもありますね。 チューブも食べたら困るし、いきなりボルタレンも強でしょうか?」

富士:「スチックゼノールで様子見るのはどうでしょうか」
医師:「うん、それ出すわ」

簡単なやりとりでしたが、医師がこんな私にお気遣い下さり、分かっているのに薬剤師の私にパスを出して下さった。嬉しかったぁ。

しかし薬剤の役目はここで終わりではない。
使用方法の指導や薬の効果や不都合な事が無いかも後日確認することも求められます。

何か変わったことがあれば、医師に報告する必要も出てくる。
後日、痛みは改善していてよかったです。

薬剤師として少し役立てたかもしれない往診同行でした。

次回は、「粉砕したけど・・・なんとかならない??」です。

富士さん

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2013年04月17日 09:36に投稿されたエントリーのページです。

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