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薬害

明日、いよいよ薬害肝炎の和解案が提示されようとしています。
先日、某TVで薬害肝炎について討論していた。基本的に私は好きではない番組だったが
薬害がテーマだったので見ていた。

そこでは、厚労省の職員が副作用と薬害を混同して力弁している姿にあっけにとられました。
そこでは、副作用報告制度を変えないと、この問題は解決しないという論調だった。

『はあ〜?』
『薬害は副作用ではなく、政・官・財の癒着構造から利益優先で人命が無視された結果の人災でっせ・・・』と、大きく憤りを感じました。
これでは、薬害は無くならない。薬害エイズでの教訓はどこへいったのでしょう?
恐らく、厚労省の職員は、自分達の庁舎前の『薬害の碑』すら知らないのかもしれません。

私たち薬剤師は、必ず副作用や薬害が起こり得る最前線で仕事をしています。
だからこそ、私たちが薬害の大波から守る防波堤にならなくてはいけません。
だからこそ、政治や社会情勢にも目を向けなくてはならないと思います。

私たち、民医連の薬剤師は、薬害根絶の運動を支援します。
福田首相に人間としての暖かさがあれば薬害肝炎の被害者と面会して、政治的判断が出来たはずです。

人の命が軽く扱われているい最中に、新テロ特措法は、国会を延長してまで通したいとは・・・。
本当に情けない。

皆さんも考えてください。この間に薬害エイズ・薬害ヤコブ・薬害イレッサ・薬害肝炎など時期が重なって継続的に起こっていますよね。これってどういう事でしょうか?

(富士さん)

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2007年12月12日 14:13に投稿されたエントリーのページです。

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