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アレロックの話

3月11日の震災では、いろいろな工場も被災されました。
薬も工場もかなり被災したみたいで、一時生産がストップしたもの・海外から緊急輸入したもの等があります。
もちろんまだ生産が再開されていないものがあり、その一つに「アレロック」というアレルギー症状に使われる薬があります。
花粉症で服用している人が結構いるんじゃないかな?
なんでも、年間400万人以上が服用してるとか。
あおば薬局内でも花粉症で愛用している人もいて、眠気もわりと少なく患者さんにもわりと好評な薬でもあります。(あくまでもAIの主観ですけど)

でもこの薬、メーカーや問屋さんにはそれなりに在庫があったようで、なんとか今まであおば薬局では在庫を切らすことなく調剤してきました。
けど、ついに・・・・。
残りが100錠を切りました。
明日の午前中には無くなりだそうな〜。

ちなみにこの薬、先日新聞にも載っていたけど、副作用(劇症肝炎)で亡くなった方が出たそうで・・・。
でもその後も処方が減るわけでもなく、普通に処方箋に載ってきます。
年間400万人のうちの二人だからかなぁ・・・。

でも劇症肝炎はひとたび起こってしまうと、こわい副作用です。
じゃ、その初期症状はというと、発熱・だるさ・吐き気などかぜのような症状だから、普通は単なる風邪だと思って、わざわざ病院に行かないもんね。

もしも新聞を見た患者さんから
「この薬、やめたほうが良い?でもよく効くんだけど・・・」
って言われたら、なんて答えようかな?って思ってた矢先の在庫切れ(入荷予定なし)。
まあ、違う薬への変更が勧めやすくなったかな〜ってことで、よしとしようかな。

(AI)

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2011年07月04日 20:47に投稿されたエントリーのページです。

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