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アセトアミノフェンの話

今日は、ちょっと薬の話・・・

PL顆粒 3g
カロナール(200) 3錠
分3毎食後  7日分

・・・よくある処方です。
でも、この頃なんだかめんどくさいことになってきました。。。


PL顆粒というのは、風邪の時によく処方される総合感冒薬。
いくつかの成分が入っているんだけど、その中にアセトアミノフェンという成分があります。
PL1g中に、150mg入っています。

カロナールというのは、解熱鎮痛薬で、アセトアミノフェンが入っています。

この処方の場合、1日のアセトアミノフェン量は1050mgになります。
アセトアミノフェンの1日量の上限は、少し前まで1500mgだったので、全然クリアしてます。(ちょっと前に、上限4000mgに引き上げられました)
ところが。

カロナール・PLともに、今年の2月・3月ごろに添付文書が改定されたんだよね〜。
で、
「本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤 (一般用医薬品を含む) との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、これらの薬剤との併用を避けること。」

なんて一文が追加されたんだよね〜。

ってことは、1日の上限量を全然超えてない1050mgでも、PLとカロナールは併用できないってわけ。
なんでやねーん!!

今まで普通に出ていた処方なのに、いちいち問い合わせないといけないことになるわけ。
医者の方だって、なんで(今まで大丈夫だったのに)そんなこといちいち聞いてくるねん!?って思うよね〜?
めんどくさーーーーい!

まあ、PLを作ってるシオ〇ギさんとしては、添付文書に書かざるを得なかったんだろうけど・・・。
で、シ〇ノギさんの、それに対する薬局向けの文書がまた微妙・・・。↓

(略)記事をご覧になられた先生から「感冒ではPLを使用できなくなったのですか?」とのご質問が…(略)…PL配合顆粒単独の処方が制限自体は制限されていません。
この後ろに、PLの適応、カロナールの適応はツラツラ〜と書いてあってさ。
要は、風邪のときはカロナールじゃなくてPLを使えと言いたいのかな?(という風に、AIは思った)

たしかに肝障害は怖いけど、カロナール1500mg/dayはOKなのに、カロナール+PL(アセトアミノフェン1050mg)がダメって、どーゆーことやね〜ん!?
なんだか、納得いかないと思うんだけど。

(AI)

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2011年09月08日 15:07に投稿されたエントリーのページです。

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